今回の記事ではインド入国後14日間以内に行う外国人登録(Foreigners Regional Registration Officer)のやり方を解説していきます。前回までの記事で大学への出願手続き→仮入学許可証取得→学生ビザ取得まで解説しましたので、そちらも併せてご覧ください。
外国人登録の一般的な流れと留学生用の必要書類は以下の通りです。
<外国人登録> 流れとしては、1)eFRROのサイトにアクセス → 2)アカウントを作成 → 3)個人情報や滞在先情報等を入力 → 4)必要書類のアップロード&提出 → 5)数日後にメールで証明書が到着
<必要書類リスト> ①パスポート(写真のページ、ビザのページ、入国スタンプのページ)、②英文預金残高証明書(親の銀行の場合はUndertaking Letterも必要)、③Form C*、④Bonafide Certificate*、⑤パスポートサイズの証明写真(50kb以下)
*1) Form C: 以下のサイトから申請して手に入る証明書のことですが、基本的にこれは大学側が行う手続きとなります。ISD(留学生担当部署)の人に頼めばすぐにやってくれるはずです。
Form C: https://indianfrro.gov.in/frro/FormC
もし自分で申請しろと言われた場合は、大学側にユーザーネームとパスワードを聞いて自分で大学のForm CのアカウントにログインしてForm Cを作成&ダウンロードしましょう。Form Cの作成には外国人登録で使用する写真と同じ写真をアップロードしてください。Form Cはこんな感じになります。*2) Bonafide Certificate: 在学証明書のことで、これも大学側に一筆書いてもらいます。内容としては、自分の名前、生年月日、所属学科、在学期間、学籍番号などがあると良いです。
原則として申請中はインド国内にいる必要があるため、2)以降の作業は必ずインド入国後に行う様にしましょう。そして全ての手続きがオンライン上行われる様に(FRROからeFRROに)なったため、わざわざ警察署まで赴かなくても外国人登録が完了できます。恐らくですが、コロナの影響で到着後2週間以上の隔離を強いられた場合でも外国人登録を済ませられる様にシステムが変わった様です。
という訳ですが、外国人登録の入力ホームはビザのオンライン申請時とさほど変わりないので同じようにやってもらえればと思います。
eFRRO: https://indianfrro.gov.in/eservices/home.jsp
書類アップロードの画面まで辿り着けば、後一息です。そこで必要書類をアップロードしていきます。全ての書類はPDFフォーマットで、200kBまで圧縮してアップロードしてください。アップロードが完了したら、もう一度間違いがないかよくチェックし、問題がなければ提出をします。提出後Application Formという3ページくらいの紙が表示されるので(必要ではないですが一応)ダウンロードしておくと良いでしょう。その後、大体1週間前後でFRROから証明書がメールで送られてくるので、それをもって外国人登録は終了となります。お疲れ様でした。
<注意点>
①外国人登録の期間は自分で設定できますが基本的に1年間。②外国人登録期間中出入国した場合は新たに外国人登録をする必要はありません。③期限が切れそうになったらインド国内で再び外国人登録を行ってください。④日本に一時帰国中に期限が切れたとしてもインドに入国してから14日間以内に登録すれば問題ないです。⑤14日をすぎると罰金があるみたいです。
次回は、大学での本入学手続きについて解説していこうと思います。